人は恋をする。

そして、淡い恋はいつしか終わりを告げる事もある。

今回49BALLがリリースするMEMORYは、2004年以前に作られた曲である。

単なる恋愛の歌ではなく、愛の複雑な様相を多角的に描き出すことで、聴く者に深い共感と感動を与えてくれるだろう。

まるで、愛という名の深淵を覗き込むような、そんな感覚を覚えることは間違いない。

この曲の魅力は、何と言ってもメロディにある。

ポップかつ、キャッチーなメロディの中で恋が終わってしまった時の心に穴が開いてしまった気持ちを歌詞に乗せている。

PUNKROCKのカテゴライズの中でも水と油のような存在である、恋愛ソングは、しっかりとメロディとマッチされた形で表現されていると言っても過言では無いだろう。

そして、歌詞は、恋愛の喜び、切なさ、苦しみ、そして希望といった様々な感情を、鮮やかに表現している。

まるで愛の物語を語りかけてくるように、聴く者の心に深く響き渡るだろう。

単なる失恋の歌ではなく、愛という普遍的なテーマを深く掘り下げ、聴く者に深い共感を呼び起こす、まさに傑作と言える。

更に、恋愛経験の有無に関わらず、愛の喜び、苦しみ、そして希望といった感情を、改めて感じさせてくれる力を持っています。

愛の深淵を覗き込み、その複雑な様相を理解したい、そんなあなたに、ぜひ聴いてほしい一曲である。

そして、あなたが自身のMEMORYと照らし合わせ、愛の世界に浸る一助となれば幸いである。